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生田神社の能舞台を追って
   
京都観世会館
松図 堂本印象(どうもといんしょう) 
昭和三十三年
金色をふんだんに使った特徴のある 老松。堂本印象、唯一の鏡板松図。
京都市左京区岡崎円勝寺町44
☎075-771-6114
<写真提供>今駒消則
 
金剛能楽堂
松図 巌城清懽(いわきせいかん) 
明治六、七年頃
円山応拳の弟子。黒光りした板の松の緑が金箔の中に浮かび、脇鏡板にも金箔が使われた珍しい図柄。
京都市上京区烏丸通中立売上ル
☎075-441-7222
<写真提供>今駒清則
 
篠山春日神社能楽殿
松図 松岡宗右衛門(まつおかそうえもん)
文久元年
篠山藩主青山忠良(あおやまただなが)の寄進である。 写真は補修以前の当初のものである。
平成十五年国指定重要文化財
篠山市黒岡75
☎079-552-0074
<写真提供>今駒消則
 
西本願寺北舞台
西本願寺にある日本最古、天正九年以前に建築の能舞台。桃山時代と言われ明治二十九年に再建された南能舞台と二つの能舞台は何れも国宝。南舞台では毎年5月21日は親鸞聖人の降誕会に祝賀能が催されている。 京都市下京区堀川通花屋町下る
☎075ー371-5181
<写真提供>今駒清則
 
山本能楽堂
松図 松野奏風(まつのそうふう)
昭和二十五年
図柄は樹幹の強い線描に筆勢をら せ右手へと枝を振り分け竹は正面に かかっている。国登録有形文化財。
大阪市中央区徳井町1-3-6
☎06-6943-9454
く写真提供>今駒清則
 
大槻能楽堂
松図 大塚春領(おおつかしゅんれい)昭和十年
大塚春領は大槻文雪、十三に謡いを 習い制作時は七十歳、深田直城に師事した。能舞台は国登録有形文化財。
大阪市中央区上町A番7号
☎06-6761-8055
<写真提供>今駒清則
 
河村能舞台
松図 松野奏風(まつのそうふう) 
昭和三十一年
当時の河村三兄弟のために伸びやか な枝ぶりで構図したと父に聞いていると松野秀世先生が話されていた。
京都市烏丸通上立売上る柳回子町320-14
☎075-415-0737
<写真提供>今駒清則
 
大江能楽堂
松図 国井應陽(くにいおうよう)
明治四十一年
円山応拳六代目の子孫にあたる。梢も 株も画かれていない構図。明治の時代が偲ばれる貴重な能楽堂。
京都市中京区押小路御馬場東入ル
☎075-231-7620
<写真提供>今駒清則
 
上田能楽堂
作者 不明 
昭和三十七年
鏡板は昭和二十五年に西宮に建てら れた日芸会館(昭和三十一年閉館)のもので上下10cm·l5cm切り移したものである。当時として
収容人貝1.200人、能以外の上演も可能な大劇場であった。
神戸市長田区大塚町2-1-14
☎078-691-5449
 
湊川神社神能殿

 
松図 小川翠村(おがわすいそん) 
稽古舞台
  松図 今中素友(いまなかそうゆう)
昭和四十七年
竹内栖鳳の高弟、西山翠障の大阪の 門人であった。神戸観世会の長老、故福田源平氏の寄贈。平成に入り現在の階下に収められた。   川合玉堂監修になる東京大曲にあった観世会館の旧舞台が寄贈された。楠木 正成公、観阿弥、世阿弥との血縁で結ばれた日本でも唯一の能楽殿である。
神戸市中央区多聞通3-1-1  ☎078-371-1358
 
三田屋本店
心斎橋パルコ能舞台
松図 依藤秩帆(よりふじちほ)
令和二年
西田真人監修。小振りながらも本格的な雰囲気の能舞台。ホログラム映写、能楽囃子のコンサートを予定。鏡板作者としては珍しい若い女性の手になる鏡板図である。
大阪市中央区心斎棉筋1 8-3
心斎橋パルコ13F御堂筋ダイニング
☎050 3204-0215