お瀧さん─天神川の自然
お瀧さん ─天神川の自然
  ─天神川の歴史・由来
  ─天神川の植物・生物
 
 
●かごマット
   
  天神川の工事がされている所は、基本的にコンクリートの3面張りだが、部分的に「かごマット」が施工されている。多自然型護岸を意識してされたものと思われる。そこで「かごマット」について少し調べてみた。HPの検索で「かごマット工法技術推進協会」(http://www.kagomatto-kyokai.jp/)があり、これによると、河川の護岸工法が多自然型であるための要件は、
● 河岸と流水の接触面における、水や虫等の流通を妨げないこと(水と土とのふれ合いが確保されている)。
● 河岸に繁茂していた植物等が再生されること。
● 魚類等の産卵や休息、退避の場所となること。
● 河川としての自然な景観を害しないこと。等です。 とある。
そして、「多自然型護岸工法の原点は「捨石工法」」だが、「捨石工法」には●流水に捨石が流されないように大きな石が必要。●捨石工表面の流速に対して、背後地盤表面にも流速が発生しするので、背後地盤の表土を侵食流出させないように、適当な捨石幅が必要となる。 とあり、「かごマット」の方が優れていると書かれています。(当然のことですが)

石の街並みにこだわり、活動しているNPO法人CC愛編集室としては、多自然型護岸づくりをされるなら、やはり地場の石を使ってほしい。自然はその土地との関係を無視しては成立たない。例えば、御影石(花崗岩)。これがある所の水はミネラル分が多いと聞く。生き物にも何かの影響を与えているかもしれない。捨てられる多くの御影石は風化が進んでいる。多孔質であれば微生物も棲みやすい。などなど、石であれば何でも良い。ではないのでは?
 

この石の名前は流紋岩
かごマットに使われていた石です。黒く固そうな石で、近くなら神戸市北区でも見る事ができるそうです。
その辺りの業者が、かごマットを作ったのかな。地域ごとに地質が違い風土が違う。そんな「こだわり」を無くさないようにしたいですよね。

 
活動紹介
天神川の自然環境を、見る、触る、調べる、考える。
第1回・08年7月13日
●第2回・08年8月10日
第3回・08年9月7日
第4回・08年11月9日
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