『身近な野生動物』
大阪府環境保全協会ナチェラリスト講座・講師 早川篤
市街地からほんの数十分の所に、野生の動物が住んでいる日本のような国は少ないのだそうです。ことに神戸は山と海がすごく近く、野生動物が生活する場所と人間が生活する場所が隣り合わせですが、イノシシ以外の動物が身近にいるという感覚を持っていないようです。 この辺りでは、リス以外のほ乳類は夜行性だそうで、人の気配を感じると身を潜めてしまうために姿を見る機会がないそうです。しかしよく目を凝らし耳を澄ませば、動物達の姿は見えるそうです。
確かに今日歩いた川で、アリジゴクの巣やアカネズミの巣らしき穴などを見る事ができました。で、動物達の姿を見るための方法を教えていただきました。「直接見る」「痕跡を見る」食事跡や糞、足跡、巣などが動物によって見ることができるそうです。「自動撮影」も有効な方法だそうです。ここ天神川も六甲山系に暮らす動物がいるはずで、多くの情報を集めることで、動物達の暮しぶりが見えてくる。とのお話でした。
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