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まず座ることから
 
お手製の食事テーブル
 
お手製のリハビリ用品
 
お風呂の中の「手」
 
ゆとりの箱
 
外へでる大切さ
 
「食べる」は大事
 
「待つ」むつしさ
 
人にやさしい服と靴
 
助けてもらって楽に
 
 
 
 
車イスに座れても、ついベッドの上で静かに過ごす時間が長くなります。病院の先生からも身体を動かすことは、とても大事であると云われました。動かずにいると筋肉や関節も弱ってきますし、何より精神的にもよくありません。
幸い主人もとても前向きな気持ちでしたので、家の中で簡単にリハビリはできないものかと考えました。主人は病気の後遺症で、歩行が困難になりましたが、手を動かすことは大丈夫です。そこで、また息子と考えました。
息子は登山が趣味で、我が家には登山道具がいろいろあります。
その中で、ハーネス(岩場等で身体の安全を確保するクライミング用具)とプーリー(小型滑車)を使って全身と腕の運動のリハビリ用具を作りました。
どなたにでも作れるとはいえませんし、この運動が不向きな方もおられるでしょう。
でも、材料さえあれば思ったより簡単にできますし、家の中で自在に移動できて便利でした。
 
●塩ビのパイプ(直径3cm)
●既製品のコーナー部品
●ハーネス(身体を固定する物)
●プーリー(小型滑車)
●ロープ ●おもり
●荷造り用の取っ手
寸法はイラストを参照してください。
おもりの代わりに買物袋に百科事典を入れました。主人は大きかったので、一袋60kg程度です。
 
用荷物につける取っ手を利用したりと、本当にいろいろとみんなで工夫しました。
ものごとを工夫するということは、面倒くさいようですが、案外考えようによっては小さな楽しみにも通ずる気がします。
 
テレビを見ながら腕の運動をしたり、夜は部屋の乾燥を防ぐために濡れたタオルをかけたりで、とても重宝しました。
ちなみに現在は庭で物干として働いてくれています。
   
         
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